ネット型生命保険のメリットは?選び方や注意点について解説!

最終更新日:2021/12/28

ネット型生命保険とは、保険料の見積もりや申し込みをインターネットからできる生命保険です。従来では、生命保険の加入に対面で説明を受ける必要がありましたが、ネット型生命保険ではインターネット上で申し込みが完了します。ネット型生命保険には、さまざまなメリットがあります。

ネット型生命保険のメリット

ネット型生命保険とは、保険料の見積もりや申し込みをインターネットからできる生命保険です。従来では、生命保険の加入に対面で説明を受ける必要がありましたが、ネット型生命保険ではインターネット上で申し込みが完了します。

ネット型生命保険には、さまざまなメリットがあります。

なんといっても手軽!

ネット型生命保険はインターネットに接続ができるパソコンやスマートフォンさえあれば、いつでもどこにいても手軽に申し込みができます。そのため、仕事や家事で日々忙しい方でも、空いた時間に保険商品を検討できるといったメリットがあります。

ネット型生命保険の契約までの流れを一例として紹介します。

1.ネット型生命保険会社のWebサイトにアクセスする
2.保険の見積もりを行い、保険商品を選ぶ
3.自分専用のマイページを開設する
4.告知事項などの必要事項を入力し、申し込む
5.本人確認書類の画像をアップロードする

従来の生命保険とは異なり、保険会社の担当者と直接会って申し込みをするという煩わしさはありません。また、契約後もインターネット上で各種手続きを行うことが可能です。たとえば、引っ越しに伴う住所変更、結婚後の改姓手続きなどが挙げられます。保険金の請求や保険商品の解約についてもインターネット上から行います。

保険料が安い!

ネット型生命保険のメリットは、保険料の安さにあります。
保険料が安い理由は主に次の3つです。

1.店舗にかかるコストが不要なため
2.人件費、データ入力などの事務経費を削減できるため
3.保障内容がシンプルで、商品設計が低コストのため

「現在加入している生命保険の保険料が高い」と感じている方は、一度ネット型生命保険のWebサイトで保険料の見積もりを試してはいかがでしょうか。少しでも月々の保険料を安くできれば、年間換算した際、大きなコストを削減できることもあります。見積もりはもちろん無料で、数分以内に完了するため、空いた時間に手軽に行えます。

プランがシンプルなことが多い

店舗を持たず、窓口の担当者もいないネット型生命保険では、誰にでも分かりやすいシンプルな保険商品が取り扱われていることが一般的です。そのため、保険加入時に商品を選びやすく、加入後もどのような保険内容だったか確認しやすいというメリットがあります。

ネット型生命保険のメリット
ネット型生命保険のメリット

ネット型生命保険で一般的な商品は、大きく分けて2つあります。

掛け捨て保険

ネット型生命保険では、掛け捨て型保険が多くを占めています。掛け捨て型保険とは、支払った保険料が払い戻されない、もしくは払い戻されてもごく少額である保険商品です。この保険商品の目的は、貯蓄だけでまかなうことが困難なリスクに対する備えです。代表的なものに、死亡リスクがあります。

掛け捨て型保険に加入することが望ましい方のライフステージの例は、以下のとおりです。

▼掛け捨て型保険への加入が望ましいライフステージとその理由

ライフステージ 理由 補足
20代や独身 予期せぬ病気やケガに備えた貯蓄を十分準備できていない場合が多いため。
結婚や出産後で出費が多い方 結婚や出産直後の方は出費が多く、保険に資金を回す余裕がないため。 これから結婚や出産を控え、保険に多くの資金を回せない方もおすすめ。
定年退職を迎える方 定年退職後、主な収入が年金となる場合、家計の負担をできるだけ小さくしたいと希望している方がいるため。 持病や入院歴があり保険契約ができない方でも、引受基準緩和型医療保険に加入できる可能性がある。

掛け捨て型保険よりも保険料は高くなるが、貯蓄型保険よりは安くなることが一般的。

また、掛け捨て型保険は、特定の保障内容に絞って設計されています。必要な保障に絞って加入できるため、保険に対する出費を減らすことが可能です。

掛け捨て型保険の例は以下のとおりです。

▼掛け捨て型保険の保障内容
・医療保険:病気や怪我を保障する
・がん保険:がんに特化している
・就業不能保険:仕事ができなくなり収入が減ったことを保障する

貯蓄型保険

貯蓄型保険とは、掛け捨て型保険の保障に加えて、貯蓄機能が備わった保険です。毎月の保険料を積み立てながら、万が一トラブルが起きた際には、掛け捨て型保険と同様に保障を受けられます。

また、掛け捨て型保険とは異なり、解約時や満期時には支払ったお金が解約返戻金や満期保険金として戻ってくることも特徴です。ただし、貯蓄型保険は通常の保障に加え保険料を積み立てていくため、月々の保険料が掛け捨て型保険と比べると高くなります。

ネット型生命保険の注意点

インターネットを使って手軽に見積もりや申し込みができるネット型生命保険ですが、注意しなければならない点もあります。

商品の種類が多くない

ネット型生命保険は従来の生命保険とは異なり、複数の保障を1つにまとめて提案されることはありません。そのため、対面で申し込みをする生命保険のように、「自分だけのカスタマイズ」ができません。また、特約の数も少なく、必然的に保険商品の種類も少なくなります。

さらにネット型保険では、死亡保険、がん保険、医療保険、就業不能保険といった掛け捨て型の保険商品が中心です。貯蓄性のある保険や投資信託といった資産運用の要素をもった保険の加入をお考えの方には、ネット型生命保険は不向きといえるでしょう。

保険に関する知識が必要

ネット型生命保険では担当者からの説明がないため、保険商品を選ぶ際、目的に合った商品かどうかを自分で見極める必要があります。ネット型生命保険に申し込む際には、保険に関する知識が必要になるほか、保険金額や保険期間といった内容も全て自身で決定しなければなりません。

また、加入時に告知事項を正しく理解しておらず、不正確な告知をした場合、加入後に「告知義務違反」と見なされることもあります。告知義務違反とは、生命保険加入者が自身の健康状態や病歴を生命保険会社に正しく伝えないことです。

生命保険会社に正しく告知しなければならない事項には、一般的に以下のようなものがあります。

・職業についての情報
・過去の健康診断の結果
・自身の身体について(身体障がいの有無、既往症、入院や手術歴など)

告知義務違反と保険会社から認定されると、契約が解除されたり、保険金が支払われなかったりする可能性があるため注意が必要です。とくにネット型生命保険では、告知の審査基準が厳しいとされており、対面の生命保険では加入できる告知内容であっても断られる例もあります。

とはいえ、保険会社は保険の知識が必要となるネット型生命保険に対して、さまざまなサポートを利用者に提供しています。

内容が難しいと思われがちな保険商品については、Webサイト内でできる限り分かりやすく説明することが心掛けられています。また、無料の相談窓口を設置し、電話やチャットを使って不明点や理解できない内容について質問できるサービスもあります。

さらに、あるネット型生命保険会社では、利用者本位の業務運営を方針として掲げており、利用者からの要望を基に業務を改善する取り組みを行っています。このような取り組みから、利用者の利便性や安心感を高めようと努力していることが分かります。

なかには、無料の保険相談を実施している保険会社や、ネット型生命保険と従来の生命保険の両方を取り扱っている保険会社もあります。ネット型とそうでない生命保険の両者を比較して選ぶことができるため、生命保険についての知識に不安のある方は是非ご利用ください。

自身で保険内容の見直し・手続き変更が必要

生命保険の加入後には、結婚や出産、住宅購入などのライフイベントに伴い、保障内容の見直しが必要です。対面で加入する生命保険では、担当者から保障内容の見直しを提案されますが、ネット型生命保険では、直接電話の連絡がくることはほとんどありません。

保険が満期に近づいても、郵便やメールなどで満期連絡が行われるのみとなります。連絡を受け取ってから契約更新、もしくは満了するかを決定し、再度手続きを行う必要があります。

また、ネット型生命保険では、インターネット上で手続きを完結させます。その後の名前や住所の変更等もインターネット上で行う必要があるため、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない方には、手続きが難しく感じるケースもあるかもしれません。

手続きは全て自分で行う必要がある

ネット生命保険では対面の申し込み手続きがないため、入力内容に不明点があった場合、自分で解決する必要があります。不明点がある場合には、電話やチャットサポートで解決できないか確認してみましょう。

また、保険を申し込む際は、最近の健康診断結果を用意しておくと入力がスムーズです。また、過去の入院や入院時期、既往症の名称、服用中の薬についての情報もあわせて準備しておきましょう。

ネット型生命保険のデメリット
ネット型生命保険のデメリット

▼表:ネット保険と対面販売の保険の比較

ネット保険 対面販売の保険
保険料 安め 高め
保険商品 ・掛け捨て型保険が中心(医療保険、がん保険、就業不能保険)
・保障内容はシンプルで、保険金も少額
・掛け捨て型、貯蓄型保険まで保険商品の種類が豊富
・「自分だけの保険」をオーダーメイドで作ることも可能
申込や手続き方法 ・インターネット上で見積もりや申し込みを行う
・告知や支払手続きも含めてインターネットで完結できる
・担当者の説明を受けながら、申込用紙や告知書に記入して加入する
流動性
加入後の変更手続き
・インターネット上で行うことが可能(マイページなどから手続きを行う) ・担当者や窓口に連絡し、手続き書類を請求する
・届いた書類に必要事項を記入し、提出する
加入後のサポート ・特になし ・担当者から各ライフイベント発生時に保障見直しの相談が可能
保険金請求方法 ・電話やインターネットを使い、請求手続きを行う ・担当者に連絡して請求手続きする
・インターネット上のマイページなどから請求できる場合もある

ネット型生命保険の選び方

以上のようなメリットや注意点のあるネット型生命保険ですが、どのように自分の目的に合った保険商品を選べばよいのでしょうか。

まず重要なことは、自分がどのリスクに備えたいのか、どのような保障を希望しているのかを明確にすることです。自身の年齢や家族構成、資産状況によって必要となる保険は異なります。自身の取り巻く状況について正しく理解し、自分に合った生命保険を選びましょう。

次に、選んだ生命保険に自身の希望する保障がきちんと含まれているかを確認することが重要です。ネット生命保険はプランが比較的シンプルなため、自分が必要としている保障が含まれていない場合もあります。申し込み時にはその点に注意し、手続きを進めましょう。

さらに、申し込みを検討しているネット型生命保険会社のサポートの有無も確認しましょう。多くの生命保険会社では、電話やチャットでの相談が可能です。そのような相談窓口が設置されているか、また対応力が十分であるかどうかをチェックしておくことが重要です。

最後に、インターネット上の口コミを確認し、ネット型保険会社や保険商品の評判についても確認しておきましょう。ネット型保険は申し込みが簡単ではあるものの、自分自身で保険内容や期間などを選ぶ必要があります。自分にあった適切な生命保険会社・保険商品を選ぶためにも、実際に利用者の声を聞くことが欠かせません。

まとめ

ネット型生命保険は、インターネットで申し込みできるという手軽さや、対面型の生命保険と比べて保険料が低価格なこと、プランがシンプルで選びやすいことなど、さまざまなメリットがあります。

一方、従来の対面型の生命保険に比べると選べるプランが少なく、また、自分で情報を集めて保険商品を選んだり、インターネット上で手続きをしたりする必要がある点には注意が必要です。

とはいえ、価格を抑えたいという方にとって、ネット型生命保険は選択肢のひとつといえます。現在すでに対面型の生命保険に加入されている方も、保険料を安く抑えたいとお考えであれば、一度ネット型生命保険を検討してはいかがでしょうか。

原篤史

半導体研究、システム開発及び運用業務と幅広く業務に従事。現在は教育にも携わりながら多岐にわたる記事を執筆。

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